◆太田ジオメールマガジン第53号!!!◆ C Tech社と太田ジオの自然災害復旧支援プログラムと、第9回震災 対策技術展セミナー等のお知らせです。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓 Ohta Geo mail Magazine 〓〓〓〓〓〓〓〓         ━ Vol.53 ━2005.1.9 ━ このメルマガは、ご自身でマグマグに登録された方にのみ配信して います!! ---------------------------------------------------------- ★C Tech社のTsunami Grant Program MVS/EVSでおなじみの3次元地球科学ソフトウエアの世界的リーダー であるC Tech Development Corporationが、スマトラ島沖地震で発 生した津波被害の研究を援助するためのプラグラムを発表していま す。 ★太田ジオの2004自然災害復旧支援プログラム C Tech社の国内ソフトウエア代理店である太田ジオリサーチも、当 社の3次元安定解析プログラムの無償提供を含む2004年自然災害復 旧支援プログラムを開始します。このプログラムの支援総額は約 1,500万円です。 ★第9回震災対策技術展セミナーのご案内 NPO都市災害に備える技術者の会設立後は初めてとなる震災対策技 術展セミナーが来る1月20日に神戸国際会議場で開催されます。基 調講演は、震災当時の神戸市長で、このNPOの理事長でもある笹山 幸俊氏、その後のパネルディスカッション(小講演)では、室崎益 輝先生、渋谷和久氏他がパネラーとして登場されます。 ★安価で簡易な恒久排水補強パイプのお知らせ 2004年の台風禍、地震禍の対策として、工事費が安価、施工が容易、 かつ耐用年数が長くライフサイクルコストに優れた工法として、恒 久排水補強パイプが注目されはじめています。   ---------------------------------------------------------- ■C Tech社のTsunami Grant Program ---------------------------------------------------------- C Tech Development Corporation(米国)は、スマトラ島沖地震で 発生した津波被害に対して、$250,000(約2,600万円)以上のソフ トウエア補助計画を発表しました。この計画の骨子は、3次元可視 化ソフトウエアMVS(Mining Visualization System)の無償提供 および割引提供です。 (1)MVSの5ライセンス無償提供(米国価格$24,995/ライセンス) (2)MVSの5ライセンスの割引提供($2,000/ライセンス) です。詳しくは、下記URLをご覧下さい。 <Tsunami Grant Program> http://www.ctech.com/tsunami.htm http://www.ohta-geo.com/grant_program/2004grant_program_MVS.pdf このプログラムに応募する際には、下記のプロポーザル(1ページ) を提出する必要があります。(もちろん英文で) (1)貴組織が取り組もうとしている津波に関係した課題 (2)貴組織の津波問題に関する実積 (3)この問題に関して取り組む場合の組織体制 (4)貴組織の金銭的基盤の説明と支払いについて また、貴組織が無償ライセンス、割引価格、そのほかどのような購 入形態を望むかを明確にしてください。 このプログラムに参加できる基本的条件は、以下の通りです。 (1)津波で被害を受けた地域の組織(民間会社も含むすべての組織) (2)非営利法人 (3)大学 (4)政府機関 (5)保健に関係した問題 (6)海岸の破壊や汚染に関係した問題 となっています。 当社でC Tech社に確認しましたところ、日本からの応募もOKだと のことです。 詳しくは、当社の林(hayashi@ohta-geo.co.jp)までお問い合せ下さい。 MVS/EVSの卓越した3次元表示については下記URLをご覧下さい。 http://www.ohta-geo.com/evs.htm 表示例(プレゼンテーション劇場) http://www.ohta-geo.com/video/FLOW_LAN.html 津波の3D表示例 http://www.ohta-geo.com/video/Animate/Plume_Subject_to_Tidal_Flow.hav (havファイルの表示用ソフトをダウンロードして下さい) ---------------------------------------------------------- ■太田ジオの2004自然災害復旧支援プログラム ---------------------------------------------------------- http://www.ohta-geo.com/grant_program/2004grant_program_ohta.pdf C Tech社のTsunami Grant Programに刺激されて、当社でも2004年 に発生した台風災害、地震災害に対して、自然災害復旧支援プログ ラムを行うことに決定しました。この計画の骨子は、3次元安定解 析ソフト(3D-SLIDE System1-β)の無償提供(5本)、割引提供(10 本)およびメッシュデータ作成支援(15箇所分)です(3D-SLIDE System1-βは計算エンジンとポストプロセッサから成り立っており、 自動メッシュ作成機能はSystem2のみです。)。 このプログラムの支援総額は、約1,500万円以上となります。 なお提供する3D-SLIDE System1-βは、新しいバージョンを予定し ており、土研式Hovland法、修正Hovland法およびJanbu法が計算で き、すべり面強度はひとつのすべり面の中で5種類まで混在できま すので、層理面沿いの弱い強度、周縁部の相対的に強い強度を別々 に扱える「太田-林メソッド」です。太田-林メソッドでは、特に地 形改変時の安全率変化を、現行の単一すべり面強度法(平均強度を 用いる)よりも正確に計算し、地すべり事故の可能性を小さくする ことができます。 太田-林メソッドについては、下記資料を参考にして下さい。 http://www.ohta-geo.com/tech_rep/20020119_jisuberi.PDF ソフトウエア等については http://www.ohta-geo.com/products/price.htm#product その続編は、本年3月の日本地すべり学会誌(Vol.41,No.6)”周縁 部強度を未知数とした3次元安定解析の研究"に掲載予定です。 また韓国では、昨年12月に韓国応用地質学会誌にも掲載されていま す(文章がハングルなので大半の人には読めないと思いますが)。 "A Study on Shear Resistance Effect along Marginal region of Slide Mass by Using 3D Slope Stability Analysis "(2004.12),Korean Society of Engineering Geology 対象とする災害は、下記の2つです。 (1)台風23号による災害 (2)新潟県中越地震による災害 支援内容 (1)3D-SLIDE System1-βの無償提供 5本 (2)3D-SLIDE System1-βの割引提供 10本 (3)メッシュデータ作成 15箇所 ご希望の研究者、技術者のかたは、下記用件記入の上メールにてお 申し込みください。 <必要なフォーム A4 1枚程度にまとめてください> 1) 貴組織が取り組もうとしている2004 年の自然災害に関係した課題 2) 貴組織の自然災害問題に関する実積 3) この問題に関して取り組む場合の組織体制 4) 貴組織の金銭的基盤の説明と支払いについて、貴組織が無償ラ イセンス、割引価格、 そのほかどのような購入形態を望むかを明確にしてください。 <参加できる基本的な条件> 1) 自然災害で被害を受けた地域の組織(民間会社も含むすべての組織) 2) 非営利法人 3) 大学 4) 政府機関 なお、提供の決定は有限会社太田ジオリサーチ内で厳正に行い、申 し込み各位にお知らせいたします。 申込み締め切り:2005 年2 月末 審査結果の通知:2005 年3 月末(予定) お問い合せ・応募先:order@ohta-geo.co.jp ---------------------------------------------------------- ■第9回震災対策技術展セミナーのご案内 ---------------------------------------------------------- その関連イベントとして、第9回震災対策技術展が開催され、その 中のセミナーで、NPO設立後最大のイベントが開催されます。会 員の皆様等、ぜひご参加下さい。 第9回震災対策技術展 http://www.exhibitiontech.com/etec/ セミナー http://www.exhibitiontech.com/etec/seminar.html#f 開催日時 平成17年1月20日(木)13:00〜17:00 開催場所 神戸国際会議場5階503・504・505会議室 主  催 社団法人日本技術士会近畿支部建設部会 The Institution of Professional Engineers , Japan Kinki Branch 共  催 特定非営利活動法人都市災害に備える技術者の会、社団 法人日本技術士会近畿支部 後  援 社団法人日本技術士会建設部会、社団法人日本技術士会 防災特別委員会 趣  旨 阪神・淡路大震災の残した教訓は多方面に亘ったが、私 達専門技術者だけでなく各関係者間の通常時、緊急時を通じての連 携プレーが不完全だったことである。そこで総合的に対策をたて対 応行動をとることができぬ為に、その被害を大きくした。 技術士会近畿支部建設部会は、この点に着眼して、まず多種多部門 にわたる技術士会全員に働きかけ組織化を進め、他方で産官学にも 呼びかけて一般民間人とも同一テーブルに着いて都市災害に備える 活動をするような組織づくりをしました。 第4回から継続して本展の参加者達と創造りあげたNPO法人であり、 この活動内容とこれから先への期待などを語り合うことになってい ます。ぜひとも、この第一線に立って事態打開に日夜努力しておら れる人達のお考えを聞くことから始めてはいかがでしょうか。 参加費 1000円(資料代) 内  容 基調講演   笹山 幸俊  都市災害に備える技術者の会理事長 パネルディスカッション   室崎 益輝  独立行政法人消防研究所理事長   新田 保次  大阪大学大学院工学研究科教授   渋谷 和久  国土交通省都市・地域整備局都市計画課開発企画調査室長   正木 啓子  大阪府建築都市部理事   清水 煌三  奈良県障害者運転者協会事務局長   青砥 謙一  兵庫県住宅供給公社理事長 参加人数 200名 参加申込 電話またはFaxで 問合せ先 申込み先 団 体 名  社団法人日本技術士会近畿支部建設部会 所 在 地  〒550-0004 大阪市西区靭本町1-9-15 近畿富山会館ビル9階 担 当 者  森田、杉本 電話番号  06-6444-3722 FAX番号   06-6444-3722 ---------------------------------------------------------- ■安価で簡易な恒久排水補強パイプのお知らせ ---------------------------------------------------------- 2004年の台風災害では、洪水災害がマスコミをにぎわせました。こ れらの洪水は、直接的には堤防の決壊が原因ではありますが、その 根本的な原因として上流域の斜面崩壊・土石流が大きく関与してい たことはあまり取り上げられていません。 また、淡路島のため池決壊による災害でも、土石流による高密度な 流れがため池に流入したことが大きな要因の一つと考えられていま す。斜面崩壊・土石流の発生源に対する対策は、従来非常に高価で あったため、事前の予防対策を講じることが困難で、被災後に二次 災害防止のために行われることが多かったと思います。しかし2004 年の災害では、予防の大切さが痛感されました。 新潟県中越地震でも、数多くの斜面崩壊が発生し、その原因の一つ として地震前の先行降雨により地盤内に多量の地下水が存在してい たことが指摘されています。また、造成地の被害に対しては、国交 省内に被災宅地復旧技術検討委員会(委員長:沖村孝神戸大学教授) がつくられ、技術マニュアルが作成され具体的な復旧工法が例示さ れています。 被災宅地復旧技術検討委員会 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/04/041115_.html 技術マニュアル http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/04/041227_3_.html しかし、これらはどちらかというと「復旧工法」であり「予防工法」 としては高価です。 また、昨日の神戸新聞夕刊には、六甲山の山腹斜面崩壊の予防工と して、「ロープネット・ロックボルト併用工法」(おそらく商品名 としてはユニットネット工法のことだと思います)が紹介されてお りました。この工法が優れていることは疑いないのですが、経済性 に関する記事にはやや疑問があります。これは明らかに高価です。 コストカットが今後の課題となるでしょう。 新工法を六甲山に導入(神戸新聞ニュース) http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou05/0108ke70660.html 「費用は一平方メートル当たり約三万円と、従来のコンクリート枠 で斜面を押さえる工法に比べ、半分から三分の二の安さ」 当社では、斜面崩壊の原因の多くは、過剰間隙水圧によるすべり面 付近のフリクションレス化を考えています。特に地震の際にそのよ うな現象が起きることが知られていました。(下記資料参照) http://www.ohta-geo.com/products/zam/earthquake_heavyrainfall.pdf すべり面がフリクションレス状態になった土塊を「力」でおさえる ためには、土塊重量×sinθ(θ:すべり面傾斜角)のすべてを構 造物が受け持たなければなりません。しかし、フリクションレス状 態を引き起こさないようにすれば、すべり面の摩擦抵抗力が抵抗し てくれます。このような自然の力を利用する方法は、ズバリ「地下 水の排除・過剰間隙水圧の消散」です。 この「原点に立ち戻った」対策工が予防工としては必要です。いま、 工事費が安価、施工が容易、かつ耐用年数が長くライフサイクルコ ストに優れた工法として、恒久排水補強パイプが注目されはじめて います。恒久排水補強パイプは、3.6m当たり直接工事費約15000円 (約4000円/m)、標準的に3平米に1本の割合で施工した場合には、 直接工事費で約5000円/平米、経費を5割考慮しても、約7500円/平 米と安価です。また、施工が非常に簡単であるため、極端に言えば 住民の方が自分の裏山を自ら施工することも可能です。そうすれば、 さらに工事費は安価となります。 1戸が負担できる限度額は大衆車1台分(約150万円)というのを 目標としてきた工法ですので、従来工法から比べると遙かに安く、 「予防」に十分に使える工法だと考えています。 恒久排水補強パイプ http://www.ohta-geo.com/products/zam/zam.htm 資料等のご請求は、office@ohta-geo.co.jp まで。 (編集後記) C Tech社のTsunami Grant Programは、「商売しながら社会貢献す る方法」のヒントを与えてくれました。民間企業は、社会貢献も必 要なのですが、そのまえに利潤を挙げなければなりません。そのた めの組織なのですから。利潤と社会貢献というのは一見トレードオ フの関係にあるようにも見えますが、Tsunami Grant Programは、 まさにその両者を同じベクトルでできる良案だと思います。総額 1500万円以上となっていますが、実際当社から現金が出て行くわけ ではありませんし、その結果は「販売促進」という企業活動とも矛 盾しません。抜群の方法だと思います。 今日から「えべっさん」です。今年1年が「商売繁盛」になります よう、また明日笹を買いに行ってきます。(H.O) ========================================================= 太田ジオメールマガジン http://www.ohta-geo.com/mag2/index.htm  担当:國眼(こくがん) このメルマガに対するご意見・ご質問などは以下のアドレスへ お願いいたします。mailto:gan@ohta-geo.co.jp ========================================================