R168奈良県大塔村地すべり

平成16年8月10日 0:15
奈良県の大塔村宇井地区国道168号で地すべりが発生しました。
この地すべりは幅,長さとも約100m,深さ約10mの規模です。
実は地すべりが起きる前の8/4の雨の日にここを通っていたのですが,特に何も感じませんでした(そりゃそうだ)。次の日の8/5から交通規制がされていたようです。

地すべりは,すべったあとにはいろいろ理由がわかるのですが,それを事前に精度良く予知することはとても難しいことです。
いつかは崩れることがわかっていながらも,それがいつなのか,という問題は今の技術ではまだまだ解決されていません。地表に変状が生じたり,地中の動きが観測された場合なら,およその予想は立てられると思いますが,変状が何もない状態ではどうすればよいでしょうか。

この宇井地区でも,現場をちらっと見ただけで,いわゆる「地すべりの素因」として地質構造,断層,風化,地下水,植生などが,「地すべりの誘因」として降雨,切土,河岸侵食などが想像できます。

しかし,『なぜ今崩れたのか,なぜ今でなければいけないのか』については,よくわかりませんが,例えば,次のようなことにヒントがあるのかも知れません。
幅100m,長さ100m,深さ10mの形状であること,今回の地すべりは一気に全体が滑ったこと,滑落崖や地すべり土塊が乾燥していること,コンクリート擁壁が側部でブチ切れていること,・・・。
技術者の今後のテーマだと思います。                         
                                                       (國眼記)

現地写真とコメント

簡単なスケッチ

撮影した動画(wmv)・・・動画といっても画面が動いているパンのようなものです
1024kbps
   全景 1:07

   横断 1:52

関連サイト

  国交省近畿地方整備局
  奈良県大塔村